水の基礎知識 ≫ 水道水の水質基準
気になる有害物質 ≫ 水道水の水質基準

水道水には水質基準がある

水道水が適合することが必要な基準「水質基準項目と基準値(50項目)」、水道水中での検出の可能性があるなど水質管理上留意すべき項目「水質管理目標設定項目と目標値(27項目128物質)」、毒性評価が定まらなかったり浄水中の存在量が不明等の理由から水質基準項目、水質管理目標設定項目に分類できない項目「要検討項目と目標値(44項目)」が公表されてます。(2011年4月現在)

水質基準項目と基準値(50項目)

水道水が適合することが必要な基準です。項目と一部の基準だけ引用します。

一般細菌、総トリハロメタン、大腸菌、トリクロロ酢酸、カドミウム及びその化合物、ブロモジクロロメタン、水銀及びその化合物、ブロモホルム、セレン及びその化合物、ホルムアルデヒド、鉛及びその化合物、亜鉛及びその化合物(亜鉛の量に関して、1.0mg/L以下)、ヒ素及びその化合物、アルミニウム及びその化合物、六価クロム化合物、鉄及びその化合物、シアン化物イオン及び塩化シアン、銅及びその化合物、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、ナトリウム及びその化合物、フッ素及びその化合物、マンガン及びその化合物、ホウ素及びその化合物、塩化物イオン、四塩化炭素、カルシウム・マグネシウム等(硬度)(300mg/L以下)、1,4-ジオキサン、蒸発残留物、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、陰イオン界面活性剤、ジクロロメタン、ジェオスミン、テトラクロロエチレン、2-メチルイソボルネオール、トリクロロエチレン、非イオン界面活性剤、ベンゼン、フェノール類、塩素酸、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、クロロ酢酸、pH値(5.8以上8.6以下)、クロロホルム、味、ジクロロ酢酸、臭気、ジブロモクロロメタン、色度(5度以下)、臭素酸、濁度(2度以下)

水質管理目標設定項目と目標値(27項目128物質)

あくまでも目標という事でしょう。項目と一部の基準だけ引用します。

アンチモン及びその化合物、カルシウム・マグネシウム等(硬度)(10mg/L以上100mg/L以下)、ウラン及びその化合物、マンガン及びその化合物、ニッケル及びその化合物、遊離炭酸、亜硝酸態窒素、1,1,1-トリクロロエタン、1,2-ジクロロエタン、メチル-t-ブチルエーテル、トルエン、有機物等、フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)、臭気強度(TON)(3以下)、亜塩素酸、蒸発残留物、二酸化塩素、濁度(1度以下)、ジクロロアセトニトリル、pH値(7.5程度)、抱水クロラール、腐食性(ランゲリア指数)(-1程度以上とし、極力0に近づける)、農薬類(注)(検出値と目標値の比の和として、1以下 従属栄養細菌 1mlの検水で形成される集落数が2,000以下(暫定))、残留塩素、1,1-ジクロロエチレン、アルミニウム及びその化合物

要検討項目と目標値(44項目)

目標にも掲げられないというのは、今のところ手に負えないということでしょうか。チェックはしてるのでしょうか。項目と一部の基準だけ引用します。

銀、1,3-ブタジエン、バリウム、フタル酸ジ(n-ブチル)、ビスマス、モリブデン、ミクロキスチン-LR、アクリルアミド、有機すず化合物、アクリル酸、ブロモクロロ酢酸、17-β-エストラジオール、ブロモジクロロ酢酸、エチニルーエストラジオール、ジブロモクロロ酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ブロモ酢酸、エピクロロヒドリン、ジブロモ酢酸、塩化ビニル、トリブロモ酢酸、酢酸ビニル、トリクロロアセトニトリル、2,4-ジアミノトルエン、ブロモクロロアセトニトリル、2,6-ジアミノトルエン、ジブロモアセトニトリル、N,N-ジメチルアニリン、アセトアルデヒド、スチレン、MX、ダイオキシン類、クロロピクリン、トリエチレンテトラミン、キシレン、ノニルフェノール、過塩素酸、ビスフェノールA 、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、ヒドラジン、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、1,2-ブタジエン、N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)

放射性物質は含まれてる?

もともとは、放射性物質について水質基準の中に、あまりみあたらないです。 ウランくらいでしょうか。

ところが、2011年3月東日本大震災に伴う福島第一原発事故による放射能の漏洩を受けて、原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に関する指標」を暫定基準とすることを、厚生労働省が3月17日に発表しました。 その中に飲用水の基準があり、飲用水をピックアップすると次の通りです。

放射性物質基準備考
放射性ヨウ素(ヨウ素131など)300(Bq/kg)ベクレル/キログラム
放射性セシウム200(Bq/kg)
ウラン20(Bq/kg)
プルトニウム及び超ウラン元素のアルファ核種1(Bq/kg)


このページの先頭に戻る

ピックアップ!こんな話題も

安いくて手軽な水道水が嫌われる理由:水道水をもっと知ろう
ペットボトル入りの水や、ウォーターサーバーが人気の陰には、水道水が嫌われてる事実があります。安くてしかも簡単なのに水道水が嫌われる理由を、水道水の仕組みを見ながら追っていきます。水源からはじまり、浄水、給水などなどどんな問題が隠れているのでしょうか。.....

浄水場ごとに水道水のおいしい・おいしくないが分かれる
水源から取水された水は浄水場で処理されて、一般に給配水されます。浄水場によって水源も処理方法も異なり、浄水場ごとに水道水のおいしい・おいしくないは違います。浄水場の処理方法の違いなどで、離れていない地域でも水道水の味に差があることも。あなたの地域の浄水場はどんな水源・どんな処理方法?.....

水道水の水質基準と有害物質
水道水には水質基準が定められ、有害物質が基準値以上に含まれないように法令で規制しています。この基準は適宜見直しされてます。とはいえ、放射性物質(放射能)が見当たらないなど、全ての有害物質を網羅できているとも言い切れない部分も。気になる有害物質と水質基準の関係をチェックしていみました。.....

水道水に気になる流域内の農地由来の有害物質|農薬など
水源となる流域内に農地がある場合、農薬などが水道水に影響しないのか?素朴な疑問をスタートにまとめて解説。水質基準には農薬に関する物質もありますが、全て網羅とは言えないようです。農薬の成分の有害・無害も必ずしも全てが明確になってるわけではなく、今後問題になる成分がないとはいえないようです。.....

水道水に気になる流域内の一般家庭由来の有害物質
水源となる流域内に居住地域が広がる場合、日常生活などから出る排水があります。多くは下水道で汚水処理されますが、下水道未整備などにより処理されないまま直接排水されてる場合も。一般家庭からの排水が水道水に影響しないのか?どんな有害物質があるか?素朴な疑問をまとめて解説。.....

Copyright © 2009-2011 くらしと水~安全・健康・おいしい・危険・リスクの視点から~. All rights reserved